官報について
官報とは
官報とは、簡単にいうと国が発行する新聞のようなもので、行政機関の休日を除いて毎日発行され、一般の人でも見ることができます。
自己破産をすると記載される官報には、破産者の住所と名前が載せられ、周りの人に自己破産したことが知られてしまうのではないか、と心配するかもしれません。
ですが、官報に記載されている破産者の数は膨大で、その中から特定の名前を見つけることは極めて困難です。
今では、掲載から過去30日間までの情報であれば、インターネットからも確認できますが、検索機能が付いているわけでもなく、知られることはまずないといっていいでしょう。
ここで注意しなければならないのは、ヤミ金融といわれるものです。
通常であれば、自己破産すると信用情報機関に事故情報が記載されるため、正規の金融機関から新たな借り入れはできませんが、ヤミ金融は違います。
ヤミ金融は、官報を基にダイレクトメールなどで、新たな借り入れの勧誘をしてきます。 一度免責を受けると以後最低7年は再度免責を受けられないことを逆手に取って貸し付けを行い、返済せざるを得ない状況を利用して、利益を得ようとします。
このような手口にはまって、自己破産により得たチャンスを無駄にしてしまわぬよう、注意が必要です。