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任意売却後の残債務とは

任意売却により不動産を売却してもすべての債務がなくなることはほとんどありません。つまり、残った債務(残債務)への返済義務は変わらずあるということです。
この残債務の回収には、サービサーといわれる債権回収会社が債権者に代わって回収を行うなどの様々な方法があります。

しかし、任意売却後の残債務は無担保債権となり、債権者には担保権がなくなりますので、債権回収会社からの回収方法は限られてきます。
そのため、考えられる手段としては給料か預金の差し押さえくらいでしょう。
ですが、その差し押さえも債務者が定職に就いていて一定の収入がある、または預金があってこその回収方法ですから、容易ではありません。
また、債権者側も任意売却したということを考慮した上で、今後の返済方法を決める場合が多いですから、最終的には話し合いによる回収になることがほとんどです。

任意売却をしたからといって債務が完全になくなるとはいえませんので、任意売却をお考えの際には、その後の残債務をどうするかも含めて検討する必要があるでしょう。

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